デジカメの現像ソフト

去年の末にCanon EOS Kiss Digital Nを購入以来、RAWデータの現像処理にはまっています。

最近は撮影の対象が舞踊の舞台を撮る事が多くて、いろいろな照明環境で標準のホワイトバランスだけではとても色再現できない場合が多く、RAWデータの現像にかなりの手数がかかります。

Canonの場合には、"Digital Photo Professional"というかなり現像ソフトが添付されており、デジカメ雑誌をみてもそれなりの評価で、小生にとっては"Adobe Camera Raw"に比べると軽くて使いやすいので重宝していました。

今年のはじめに、"DxO Optics Pro" という現像ソフトの存在を知りました、このソフトメジャーなデジカメや交換レンズの特性がプラグインという形であらかじめ組み込まれており、歪みや色収差などを含めて補正をしてくれるというのが売り物です。さらにノイズの低減効果も高く、ISO800や1600という高感度でノイズが出やすいモードでは、威力を発揮するとの事。早速、試用版で試してみてその高性能さには非常に興味を持ち、4月末に割り引きキャンペーンのメールが来たのをきっかけに正式に購入しました。

4月に撮影した舞台写真を、"DxO Optics Pro" にて現像したところ、かなりグレードの高い絵を作り上げる事ができて満足満足!

で、冷静に比較するために、Camera内の現像エンジンによるJPGと"Canon Digital Photo Professional" 、"Adobe Camera Raw"、"DxO Optics Pro" の出力を比較してみました。

それぞれのパラメータは、ホワイトバランスの調整以外はほぼデフォルトに設定してJPG最高画質出力した結果です。

EOS内蔵現像エンジン

Canon EOS Kiss Digital 内蔵JPG現像エンジン

ホワイトバランスさえ狂わなければ、画質自体は思ったよりも良いですね。
ディテールとノイズの加減も良いバランスです。

Canon Digital Photo Professional

Canon Digital Photo Professional

シャープネス設定がデフォルトでは0の為かもしれませんが、ノイズ自体はあまり目立たない一方でかなりソフトな仕上がりとなり、全体的に絵が寝ぼけた感じになります。

ピクチャースタイルは「忠実設定」にしてあります。

Adobe Camera Raw

Adobe Camera Raw

Digital Photo Professionalとは正反対に、シャープな仕上がりになる反面、ノイズが目立つ仕上がりに

Camera Rawの自動補正はすべてOFFにし、シャープネスも少々控えめにしてみたのですが、この結果です。

 

DxO Optics Pro v3.5

DxO Optics Pro v3.5

ノイズリダクション効果がかなり聞いているにもかかわらず、着物柄などのディテールもつぶれず非常にメリハリの良い仕上がりに

小生の好みかすると、やはりベストはDxOになりますね。

但し、その分だけかなりのコンピュータリソースを使うのが難点といえば難点です。

800万画素のRAW画像を処理するのに、多いときは500MB程度のメモリーを消費してくれるものですから、バッチで処理するときには、常駐プログラムをかなり外して、さらにexplorerもタスクマネージャで強制終了させた後に実行させたりしています。


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