FlashPaper 便利かも!
Web上での印刷文書閲覧・配信といえば、AdobeのPDF形式が定番中の定番ですが、今はそのAdobe社に買収されてしまったMacromediaが、対抗馬としてFlashプラグインで閲覧が可能なFlashPaperという製品を出していたのはかなり前に聞いていました。
が、このFlashPaper、MacromediaがAdobeに買収された事もあってか、あまり注目を浴びてはいなかったのですが、とあるきっかけで、あの「ソースネクスト社」から、
「いきなりPDF FLASHPAPER」
といういかにも怪しげなタイトルのソフトウェアが1,980円でリリースされているのを知りました。最初は3rd PartyのPDF作成ソフトにFlashPaper作成機能をオプションとして強化したパッケージなのかと思っていたら、なんとMacromedia FlashPaper2の単体をそのままOEMで販売していたのですね。
Adobeからは、日本ではMacromedia Contribute 3とかMacromedia Studio8に同梱するものを入手するしか無く、米国で単体販売している物も79ドルという正価がついているのに、なんと1.980円です。(Lotus1-2-3も同じ価格で販売していますけど・・・・)
で、この安値につられて購入してみました。
インストーラーを起動するとMacromedia FlashPaper2って表示されますから、間違いなくMacromedia純正品の様です。
インストールが完了すると、MS Officeの各製品のツールバーには、Adobe Acrobat等と同様に、FlashPaper及びPDF出力のボタンが追加されます。このボタン使わなくてもプリンタドライバがセットアップされているので、そのまま印刷出力すれば良いのですけどね。
使用しての感想ですけど、文書の閲覧が驚くほど軽いの一言です。PDFの場合だと環境によってはAcrobatReaderやそのプラグインの起動にかなりの時間がかかって、これがストレスになる場合も多いのですが、FlashPaperだと本当に一瞬でプレビューする事が出来ます。
PDFの場合だとにセキュリティーや入力フォーム対応のように、通常文書を閲覧する場合には使わない機能が満載でこれがかなり起動を重くしている要因になっているようですけど、FlashPaperの場合にはあくまでもWeb上での印刷文書閲覧という事に的が絞られているので、機能は必要最低限にとどめて軽い仕上がりになっているのでしょうね。
ということで、以前公開した、OSC2006 Springでのセッション発表資料にFlashPaperを追加してみました。
こんな形でプレビューできるのは、Web上ではかなり便利なのでは無いでしょうか。
なんといっても、Flashプラグインというブラウザにとっては、必要不可欠で標準添付されている事も多いプラグインで動作するという強みは大きいと思います。
あと、私の場合には仕事の会議でExcelの資料をプロジェクタに映す機会がかなり多いですけど、この場合印刷イメージで見せた方が良い場合には、今までは一旦FinePrintという印刷補助ツールに出力してそのプレビューを表示させる事が多かったのですけど、この用途でもかなり使えそうです。(この場合にはブラウザでなく別途Flash Playerにて表示させる方が全画面表示できて便利ですけどね)
実は昨日も会議で、あらかじめ参加メンバから集めていたExcelの資料を早速FlashPaperに変換して表示させて見ました。表示の拡大縮小もスライダーでスムーズに素早くできるので、部分的に拡大する場合にもかなり便利でしたよ。
配布時にセキュリティー設定がどうしても必要な文書では引き続きPDFを使用せざるを得ませんけど、その他の場合には、これからはFlashPaperが活躍してくれそうです。
ということで、この1,980円かなりお買い得でした
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